とまとの推しが尊い

ジャンルごった煮、推しにまつわることを書き連ねるブログ

13 とまと、田中さんの好きなところについて考える

この1ヶ月あまりでズブズブと田中さんの沼にハマっている私ですが、推し遍歴から好きになった理由を辿ってみます。その流れで、最近の田中さんについて考えたことも語ってます。

 

私が今まで好きになってきた人は

⑴ゾロ(アニメ「ワンピース」のキャラ)

土方十四郎(アニメ「銀魂」のキャラ)

中村悠一さん(声優)

⑷荒北靖友(アニメ「弱虫ペダル」のキャラ)

田中俊介さん(BOYS AND MENのメンバー)

という変遷をたどっています。まぁ変遷と言っても、今まで好きになった人は今も全員好きですけども。

ここまで書いて気付いたのですが、田中さんは今まで好きになった人たちの好きな要素を詰め合わせたみたいな方なんですよね。いや本当に、ドグマンのPV観て役者さんの名前調べてよかった。あの時の私は今年で一番冴えてましたね。

 

好きになった人の要素1:声の使い分け

 これは声優の中村さんに顕著なんですけど、会話の途中でいきなり声を変えてくるのが好きで。たとえばこの動画

youtu.be

とか、それまで普通に会話していたのに、決め台詞を言う時だけキメ声になるんです。

他に好きなキャラクターたちも、決闘前とか試合中とか、いざっていうときに声のトーンが変わって。そういうのに弱いんですよね多分。

田中さん、ラジオでシルバーナイト田中が来日していたり、TVやらラジオやらの企画で誰かと勝負する際などに「余裕だなァ……」とか吐息まじりにキメ声で仰ってるんですけど、なんか、そういう、声の使い分けするのがめちゃくちゃ好き……。握手会でもたまにキメ声が聞けるようなので、いつか生でキメ声聞けるのを楽しみにしています(聞いたら多分死ぬけど)。

 

好きになった人の要素2:ギャップ

ゾロはめっちゃクールだけど方向音痴だったり、中村悠一さんはめちゃくちゃのツンデレで、共演者から「殺し屋みたいな顔してるけどお酒飲めないし打ち上げで食べてるのはいちごアイス」といった暴露話があがるような方で。

チョロいオタクなので、ギャップがあるとすぐ可愛い〜〜!!ってなっちゃいます。

田中さんの場合、普段はクールで寡黙なかんじでいるのに、勝負ごとになると5歳児になっちゃうとこが個人的萌えポイントです。

 

好きになった人の要素3:サブリーダ的立ち位置

好きになった人の要素4:努力家、ストイック

これはアニメキャラ全員に共通しているんじゃないでしょうか。強面で、リーダーを支え、時には自分がチームを引き締める。普段は寡黙にトレーニングをして、いざという時に頼りになる……。私はこういう生き方に憧れているんだなと分析しています。

ここから自分語り→私jは所属してきた部活で重ね重ね「お姉さんポジション」ランキングや「仕事ができる人」1位に輝き、何度も副リーダーポジションを務め。クソ真面目なので、運動会の練習とかチーム1頑張って、ついたキャッチフレーズは「鉄のようにストイックな変態」でした(当時から筋肉やら何やらについて語りすぎていたため変態キャラも確立されていた)。自分も3次元の人間なりに、ゾロや土方さんや荒北さん的人間になろうと努力し、ある程度は実現させてきたと自負しています。←自分語りおしまい。

人生の要所要所で何度もしんどくなることがありましたが、いつも好きなキャラの台詞を思い出し、その背中を追ってました。

例えば荒北さんはインターハイに向けて人の3倍の練習量を毎日こなして。ゾロは瀕死の重傷を負っても「たとえ普通では死んじまうケガでも 俺は死ぬ訳にはいかねェんだ」といって敵に勝負を挑みます。彼らが頑張っているのを見て、私も負けていられない、と机に向き合っています。

多分、私は頑張ってる自分、ストイックな自分が好きなんですよね。受験期はdoaの「英雄」を聴いて闘気燃やしてました。

www.youtube.com

今思うと「男なら誰かのために強くなれ 女もそうさ 見てるだけじゃ始まらない」とか、ボイメンの楽曲にも通じるところありますね。めちゃ熱い曲で最高です。

 

今までの推しは皆、ある意味でライバルで。あいつが頑張ってるんだから負けられない!お互い頑張ろうぜ!ってスタンスで推してる感じでした。

田中さんも、入り口こそ画面から漏れでる色気とキスの仕方のセクシーさに悩殺されるというイベントでしたが、好きになるにつれて「田中さんが頑張ってるんだから私も甘えたこと言ってられないな!」というニュアンスの推し方になってました。

毎朝、「よっしゃ田中さんのブログ更新より早く起きた!」って勝手に張り合ってみたり、何か仕事したり進捗を産んだりした時に「これで背筋伸ばして田中さんに会えるな」って思ってみたり。頑張る理由みたいになってました。

 

最近、田中さんが体調崩されて、ファンに見えるところでの活躍が少なくて。今まで推し(≒ライバル)が画面の中で最強の男として描かれていたもので、これは私にとって全くの新しい体験なんです。

今までの推しは絶対に倒れることがなかった。いつだって私のはるか前を走っていて、眩しくて、ちょっと悔しくて。刀で切られても、銃に撃たれても、山道を人外のスピードで走っても生きていた。作画が崩壊しないかぎり目の下にクマなんてできないし、いつも同じ笑顔で笑って頑張っていた。どんなに頑張っても、絶対に追いつけなかった。

だから今回田中さんが一度走るのをやめたのは、自分にとっては寂しさと安心のミックスな出来事です。ライバルが(勝手にライバル視してるだけですけども)走れなくなったのは、なんだか胸が空洞になって風が吹き付けているかのような悲しさがあって。一緒に頑張ってくれてありがとう、でも身体壊すまでやっちゃ駄目だよ、ばかやろー、と悔しさみたいなものも感じて。改めて同じ人間なんだなって、ちゃんと休んでくれてありがとうって、推しに対してこんなことを思ったのは初めてです。

田中さんを好きになって2週間くらい、毎日田中さんのブログが朝早くに更新され、私は田中さんを神格化し、2次元のキャラと同じように見ていました。だから、今までと同じような推し活をしていた。でも今回の転機があったことで、推しに対して初めての感情を抱いています。背中を押したい、という感情です(5歳以上年の離れたお兄さんに「背中を押したい」なんて視線を投げかけるなんて、少しでしゃばりなような気もしているのですが……笑)。今回の推しは、刀や銃で攻撃されたら死んでしまう、過度にスケジュールを詰め込まれすぎたら限界を感じてしまう、その限界は一般人のそれよりもはるか上にあるとはいえ、限界がある。今までの推しの中で、最も自分に近い存在です。

上に書いた「好きになった人の要素」は理想の塊です。あまりにこれらを追いかけすぎると、人間でいられなくなってしまう。私はこれらがぎっしり詰め込まれているように見えた田中さんを好きになりました。ただ、田中さんが休養をとっても、嫌いになったり裏切られた気持ちにはなりませんでした。田中さんは私の理想像を完璧に備えた方ではなくて、私と同じような理想像を掲げて、理想を追いかける側の方だった。そのことが、胸が苦しくなるくらい愛おしくて。

確かに、私にとっての田中さんは「完璧に理想を体現してはるか彼方を走る人」から「私の少し前を走る、背中を押したくなる人」に変わりました。これは私にとって良い変化だと思います。今このことに気付けていなかったら将来的にひどく重いものを田中さんに押し付けてしまっていた気がして。休んでくださったことで、等身大に近い田中さんを応援したい、と思えるようになりました。応援したさが溢れて、人生で初めてファンレターを書いて事務所に送りました。こんなに誰かを応援したくなったのは人生で初めてかもしれません。

田中さんの考えてることなんて私には分からないし、「理想を追いかける側」というくだりも私の妄想の産物ですが!これからも私なりに田中さんを推して、私なりに気持ちを表現して、また転機があったら田中さんの見方を変えていこうと思います。柔軟性たいせつ。

 

というわけで、好きになった人の要素に

田中さんの好きなところ:背中を押したくなるところ

を追加して、今回の記事の締めにしようと思います。これからもずっと応援してます、大好きです、田中さん。